設備の基礎知識と維持管理(全24問中18問目)

No.18

換気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
平成29年試験 問40
  1. シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の除去対策として、すべての住宅は、24時間稼働する機械換気設備の設置が義務付けられている。
  2. 機械換気方式は、換気扇や送風機等の機械を利用して強制的に換気する方式のことである。
  3. シックハウス症候群は、建材や家具、日用品等から発散するホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)等が原因だと考えられている。
  4. 自然換気方式は、室内と室外の温度差による対流や、風圧等の自然条件を利用した換気方式のことである。

正解 1

解説

  1. [不適切]。すべての住宅において、24時間稼働する機械換気設備の設置が義務付けられている訳ではありません。2003年7月1日以降に新築された建物のみが対象となります。
  2. 適切。機械換気方式は、給気・排気を強制的に行う第一種機械換気方式、給気のみを行う第二種機械換気方式、排気のみを行う第三種機械換気方式があります。
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  3. 適切。建材や家具、日用品等から発散するホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)等が原因でシックハウス症候群は発生します。
  4. 適切。給気も排気も機械ではなく、室内と室外の温度差による対流や、風圧等の自然条件を利用して行う換気方式です。
したがって不適切な記述は[1]です。