賃貸不動産経営管理士過去問題 平成29年試験 問11

問11

管理業者が行う借主募集・入居者の決定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 管理受託方式では、借受希望者が当該物件に入居するのがふさわしいかどうかや、入居条件が妥当かどうかを管理業者が最終的に判断する。
  2. 借受希望者に対する入居可否の通知は、書面で行う。
  3. 借受希望者に対し、入居を断る場合には、個人情報保護の観点から、入居申込書等の書類を返却する。
  4. 入居資格審査は、時間をかけすぎると、借受希望者がほかの物件を賃借してしまうこともあり得るため、迅速性が求められる。

正解 1

解説

  1. [不適切]。入居するにふさわしいか、条件が妥当かどうかについては管理業者ではなく貸主が最終的に判断するのが望ましいです。
  2. 適切。借受希望者に対する入居可否の通知は、速やかにまずは電話等で通知し、最終的には書面で行うことが必要です。
  3. 適切。適切です。入居を断る場合、個人情報保護の観点から、借受希望者に対し入居申込書等の書類を返却しなけれなりません。
  4. 適切。時間をかけすぎると、借手に有利な市場の中で借受希望者がほかの物件を賃借してしまうこともあり得るため、迅速な対応が重要です。
したがって不適切な記述は[1]です。