賃貸不動産経営管理士 (全13問中1問目)

No.1

賃貸不動産経営管理士の業務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
令和3年試験 問43
  1. 賃貸不動産経営管理士は業務管理者として、管理受託契約重要事項説明書の交付、維持保全の実施、家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理、帳簿の備付け、貸主に対する定期報告、入居者からの苦情の処理に関する事項等を自ら実施する役割を担っている。
  2. 賃貸不動産経営管理士は、業務管理者としての事務を適切に実施することに加え、賃貸借関係の適正化を図るために賃貸住宅管理業者が行う業務につき、管理・監督する役割や自ら実施する役割を担う。
  3. 賃貸不動産経営管理士は、宅地建物取引業者が媒介や代理をしないサブリース方式の転貸借契約において、宅地建物取引業法に準じ、転借人に対して契約締結前の重要事項説明や契約成立時の書面の交付を行うことが期待される。
  4. 賃貸不動産経営管理士は、不動産をめぐる新たな政策課題や賃貸不動産の活用方式の普及に積極的に協力して取り組み、不動産政策の推進とそれに伴う国民生活の安定向上に貢献することが求められる。

正解 1

解説

  1. [不適切]。業務管理者の役割は、賃貸住宅管理業者の営業所や事務所における業務に関し、管理受託契約の内容の明確性、管理業務として行う賃貸住宅の維持保全の実施方法の妥当性その他の賃貸住宅の入居者の居住の安定及び賃貸住宅の賃貸に係る事業の円滑な実施を確保するため必要な事項について管理および監督することです。自ら実施する役割まではなっていません。
  2. 適切。賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅管理業務に関して一定の知識や経験を有するので、業務管理者としての事務を適切に実施することに加え、賃貸住宅管理業者が行う業務を管理・監督する役割や自ら実施する役割を担います。
  3. 宅地建物取引業者が代理や媒介で取引にかかわる賃貸借契約では、宅地建物取引士による重説や契約書面の交付が義務化されています。しかし、自ら貸借に該当するサブリース契約で宅地建物取引業者が取引にかかわらない場合には、転借人に重説や契約書面の交付義務がありません。この場面における転借人保護のために、賃貸不動産経営管理士は宅地建物取引士のような専門家の立場で、転借人に対して重説や契約書面の交付を行うことが望まれています。
  4. 適切。賃貸不動産経営管理士は、不動産をめぐる新たな政策課題や賃貸不動産の活用方式の普及に積極的に協力して取り組み、不動産政策の推進とそれに伴う国民生活の安定向上に貢献することが求められています。
したがって不適切な記述は[1]です。