賃貸不動産経営管理士 (全11問中11問目)

No.11

賃貸不動産経営管理士が賃貸不動産経営に関与する場合の考え方に関して、次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
平成27年試験 問3
  1. 賃貸不動産経営管理士は、管理業者の従業員であったとしても、プロフェッションとしての独立したポジションが求められるから、所属する管理業者が、賃貸不動産経営管理士としては取るべきではない管理業務の手法を取ろうとしたときには、コンプライアンスに従った対応を取るように、求めなければならない。
  2. 賃貸不動産経営管理士は、業務を引き受ける際には、業務を第三者に再委託することができるかどうかを考える前に、その内容が自らの能力や知識で対応し得るものか否かを十分に精査する必要がある。
  3. 賃貸不動産経営管理士は、職務上知った事項について、その事項が関係者の秘密に該当するもので、かつ、本人の同意がない場合であっても、法令上の提供義務がある場合には、その秘密を第三者に提供することができる。
  4. 賃貸不動産経営管理士が賃貸不動産経営に関与するに当たっては、依頼者である賃貸不動産の所有者が不動産を売却して利益の確定を図る場合のように、依頼者の一時点での利益の確定及びその最大化を求めなければならない。

正解 4

解説

  1. 適切。記載のとおり、賃貸不動産経営管理士はコンプライアンスに十分に配慮した対応が求められます。
  2. 適切。引き受ける業務が自らの能力や知識で対応できるかどうかを前提として精査の上、第三者に再委託することを考える必要があります。
  3. 適切。守秘義務は正当な事由なく第三者に漏らしてはならないというものです。法令上の提出義務がある場合は、正当事由となりそちらの義務が優先されます。したがってこの場合、関係者の秘密に該当するもので、かつ、本人の同意がない場合であっても、その秘密を第三者に提供することができます。
  4. [不適切]。依頼者の一時点での利益の確定及びその最大化ではなく、依頼者に対する、長期、継続的な視点が求められます。利益の確定、最大化以外の要素も検討しなければなりません。
したがって不適切な記述は[4]です。