管理業務の受託(全24問中13問目)
No.13
賃貸住宅標準管理受託契約書(以下「標準管理受託契約書」という。)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。令和2年試験 問15
- 標準管理受託契約書では、同契約が終了したときには、管理業者が保管している金員や関係書類を、新たに賃貸物件の管理を行うこととなる者に引き渡すこととされている。
- 標準管理受託契約書では、管理業務を点検・清掃等、修繕等、家賃等の徴収等、その他の4つに分類し、それらの具体的な内容を明示することとしている。
- 標準管理受託契約書では、管理業者が管理業務を行うために必要な情報を提供することは、貸主の義務とされている。
- 標準管理受託契約書では、契約で定めた管理業務を管理業者が第三者に再委託することが認められているが、管理業務として受託した全ての業務を一括して再委託することは禁止されている。
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正解 1
分野
科目:2 - 賃貸管理の実務細目:1 - 管理業務の受託
解説
- [誤り]。管理受託契約の終了時に金員や関係書類を渡す相手は、新たに賃貸物件の管理を行うこととなる者ではありません。
契約終了時には管理業者が保管する金員や関係書類を貸主に引き渡すとともに、家賃等の滞納状況を報告しなければならないとされています(22条) - 正しい。管理業務は、点検・清掃等、修繕等、家賃等の徴収等、その他の4つに分類され、それぞれ実施個所、内容・頻度等を明示することになっています(頭書(3))。
- 正しい。貸主は、管理業者が管理業務を行うために必要な情報を提供しなければならないとされています(16条)。
- 正しい。管理業者は、契約で定めた管理業務を他の者に再委託することが認められていますが、委託された管理業務の全ての業務を一括して再委託することは禁止されています(13条)。
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