建物管理の実務(全16問中14問目)

No.14

アウトソーシングに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
平成28年試験 問27
  1. 協力業者に業務をアウトソーシングすることにより、人的資源を補い、自らの専門性や付加価値を高めることができる。
  2. 設備等のハード面のクレーム対応に比べ、騒音問題等のソフト面のクレーム対応の方がアウトソーシングしにくい。
  3. 複数の物件について同一の協力業者にアウトソーシングしている場合には、新規物件について契約をする際に、細部まで検討してからする必要はない。
  4. ロボットによる自動清掃等の技術革新を用いたアウトソーシングを活用することにより、管理業務を従来の労働集約型産業から知的集約型産業に転換させることが期待されている。

正解 3

解説

  1. 適切。協力業者をうまく活用することで、人的資源を補い、自らの専門性や付加価値を高め、顧客満足度を高めることができるとされています。
  2. 適切。物理的な設備の不具合であるハード面のクレームに比べ、騒音やゴミ問題など人の感情に大きく関わるソフト面でのクレームはアウトソーシングしづらいとされています。
  3. [不適切]。複数の物件について同一の協力業者にアウトソーシングしている場合であっても、新規物件について契約がする際には、都度協力業者と委託契約する前に細部まで詰めておくことが必要です。
  4. 適切。ロボット技術による自動清掃、防犯対策など技術革新を用いたアウトソーシングの活用により、管理業務を従来の労働集約型産業から知的集約型産業に転換させることが期待されています。
したがって不適切な記述は[3]です。