賃貸借契約 (全19問中7問目)

No.7

賃貸借契約の特約の有効性に関する次の記述のうち、適切なものの組合せはどれか。
  1. 賃貸借の期間内に建物が競売により売却され、その所有権が他の者に帰属した場合に賃貸借契約が終了する旨の特約は、無効である。
  2. 賃貸借の更新について合意が成立しない場合は賃貸借契約が期間満了と同時に当然に終了する旨の特約は、有効である。
  3. 借主が貸主の同意を得て賃貸建物に設置した造作について、建物明渡し時に買取請求権を行使することができない旨の特約は、有効である。
  4. 振込みにより賃料を支払う場合の振込み手数料を貸主負担とする旨の特約は、無効である。
平成30年試験 問15
  1. ア、イ
  2. ア、ウ
  3. イ、エ
  4. ウ、エ

正解 2

解説

  1. 適切。賃貸借の期間内に建物が競売により売却され、その所有権が他の者に帰属した場合に賃貸借契約が終了するという特約は、借主に不利な特約ですので無効となります。
  2. 不適切。賃貸借の更新について合意が成立しない場合は賃貸借契約が期間満了と同時に当然に終了するという特約は、借主に不利ですので無効となります。有効ではありません。
  3. 適切。造作買取請求権については、普通借家契約でも定期借家契約でも特約で排除することが認められています。したがって、この特約は有効です。
  4. 不適切。振込みにより賃料を支払う場合の振込み手数料を貸主負担とするという特約は、借主に有利ですので有効です。
したがって適切なものの組合せは「ア、ウ」です。