設備の基礎知識と維持管理(全24問中7問目)

No.7

給水設備・給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
令和3年試験 問18
  1. 水道直結方式のうち直結増圧方式は、水道本管から分岐して引き込んだ上水を増圧給水ポンプで、各住居へ直接給水する方式である。
  2. さや管ヘッダー方式は、台所と浴室等、同時に2か所以上で使用しても水量や水圧の変動が少ない。
  3. 受水槽の天井、底又は周壁は、建物の躯体と兼用することができる。
  4. ガス給湯機に表示される号数は、1分間に現状の水温+25℃のお湯をどれだけの量(リットル)を出すことができるかを表した数値である。

正解 3

解説

  1. 適切。直結増圧方式は、水道本管から分岐して引き込んだ上水を増圧給水ポンプで増圧して、各住居へ直接給水する方式です。
  2. 適切。さや管ヘッダー方式は、水回り部に設置されたヘッダー部からタコ足状に菅を分配し、各水洗器具に単独接続するものです。台所と浴室等、同時に2か所以上で使用しても水量や水圧の変動が少ないです。
  3. [不適切]。受水槽(給水タンク・貯水タンク)を建築物の内部、屋上または最下階の床下に設ける場合、給水タンク等の天井、底または周壁は、建築物の他の部分と兼用してはいけません(国土交通省告示243号)。
  4. 適切。ガス給湯機に表示される号数は、現状の水温+25℃のお湯を1分間に何リットルを出すことができるかを表した数値です。
したがって不適切な記述は[3]です。