賃貸不動産経営管理士過去問題 平成27年試験 問34
問34
保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 賃貸不動産の経営における危険を軽減・分散するための重要な方策の1つに保険の利用がある。
- 保険は、生命保険、損害保険、傷害・医療保険に分類することができるが、このうち賃貸不動産の経営においては、通常、生命保険が最も有効である。
- 住宅火災保険・住宅総合保険は、火災・落雷・風災・ひょう災等による住宅や家財の損害の全部又は一部を補償の対象とするものである。
- 地震保険は、住宅に関する火災保険に付帯して加入することにより、地震・噴火・津波を原因とする火災や損壊等による損害を補償する保険である。
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正解 2
分野
科目:5 - 賃貸業への支援業務細目:4 - 保険
解説
- 適切。保険の利用は、賃貸不動産の経営における危険を軽減・分散するための重要な方策の1つです。
- [不適切]。貸不動産の経営においては、通常、火災保険や地震保険等が含まれる、第2分野の損害保険が最も有効です。第1分野が生命保険、第3分野が第1と第2の中間の傷害・医療保険として分類されます。
- 適切。住宅総合保険は、火災保険が中心の住宅火災保険を含む、火災・落雷・風災・ひょう災等による住宅や家財の損害の全部又は一部を補償する補償範囲が手厚くなっている保険となります。
- 適切。地震保険は、住宅に関する火災保険に付帯して加入することにより、地震・噴火・津波を原因とする火災や損壊等による損害を補償する保険であり、地震保険単独で加入することはできません。ただし保険金額は、火災保険の保険金額の30~50%の範囲で、建物5,000万円、家財1,000万円が上限なので、損害すべてが補償されるとは限りません。
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