賃貸不動産経営管理士過去問題 令和元年試験 問21(改題)
問21
原状回復に関する次の記述のうち、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」(以下、本問において「ガイドライン」という。)によれば、正しいものはいくつあるか。- ガイドラインでは、家具を設置したことだけによる床、カーペットのへこみ、設置跡については、貸主負担とすることが妥当とされている。
- ガイドラインでは、戸建賃貸住宅の庭に生い茂った雑草について、草取りが適切に行われていない場合は、借主に責任があると判断される場合が多いとされている。
- ガイドラインでは、鍵の取替えについて、破損や鍵紛失という事情のない場合は、入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、貸主負担とすることが妥当とされている。
- ガイドラインでは、エアコンの内部洗浄について、喫煙等による臭い等が付着していない限り、貸主負担とすることが妥当とされている。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
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正解 4
分野
科目:2 - 賃貸管理の実務細目:5 - 原状回復ガイドライン
解説
- 正しい。ガイドラインでは、家具を設置したことだけによる床、カーペットのへこみ、設置跡については経年劣化や通常損耗として位置づけられ、貸主負担であるとされています。
- 正しい。通常損耗の範囲内であるが、その後の手入れ等借主の管理が悪く、損耗等が発生、拡大したと考えられるものは借主負担であるとされています。
- 正しい。新しい借主が入居する際の交換は、借主が安全に居住できるように管理する貸主の責任があるため、貸主負担であるとされています。
- 正しい。ガイドラインには「喫煙等による臭い等が付着していない限り、通常の生活において必ず行うとまでは言い切れず、賃借人の管理の範囲を超えているので、賃貸人負担とすることが妥当と考えられる」とあり、貸主負担であるとされています。
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