保険(全9問中6問目)

No.6

保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
平成30年試験 問34
  1. 保険は、将来起こるかもしれない危険に備える合理的な防衛策のひとつであるが、中でも賃貸不動産の経営においては、損害保険の知識が有用である。
  2. 賃貸不動産の建物所有者が火災保険に加入する場合、主契約である火災保険の保険金額の8割以内の範囲で地震保険にも加入しておくことが一般的である。
  3. 住宅に関する火災保険である「すまいの保険」は、火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹(ひょう)災、雪災により建物や家財に生じた損害に備える保険である。
  4. 保険は、保険会社の商品によって特性が異なるので、関係者に適切なアドバイスをするためには、その内容をよく理解しておく必要がある。

正解 2

解説

  1. 適切。賃貸不動産経営においては、保険業法上の第二分野である損害保険の知識が必要となります。その中でも火災保険が特に重要です。
  2. [不適切]。地震保険は火災保険に付帯して加入しますが、地震保険の保険金額は火災保険の30%~50%(建物5,000万円、家財1,000万円が限度)の範囲内で設定する必要があります。
  3. 適切。すまいの保険は、火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹(ひょう)災、雪災により建物や家財に生じた損害に備える保険です。中には盗難や偶然な事故による破損等の日常災害を補償する商品もあります。
  4. 適切。保険は、保険会社の商品によって、補償範囲や保険料が異なるので、その内容を理解しておく必要があります。なお、例外的に地震保険についてはどの商品についても同じ内容となります。
したがって不適切な記述は[2]です。