賃貸不動産経営管理士過去問題 平成30年試験 問25(改題)
問25
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」(以下、本問において「ガイドライン」という。)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。- ガイドラインでは、借主によるペット飼育に伴い生じる「臭い」は、「賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられるもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負わない。
- ガイドラインでは、エアコンの内部洗浄は、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負う。
- ガイドラインでは、賃貸建物の鍵の紛失は、賃借人負担と判断される場合が多いため、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負う。
- ガイドラインでは、風呂・トイレ・洗面台の水垢・カビ等は、「賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられるもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負わない。
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正解 3
分野
科目:2 - 賃貸管理の実務細目:5 - 原状回復ガイドライン
解説
- 不適切。飼育ペットによる傷や臭いは、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの(区分B)」に位置付けられていますので、借主の負担となります。
- 不適切。エアコンの内部洗浄は、「次の入居者を確保するための化粧直し、グレードアップの要素があるもの(区分A(+G))に位置付けられていますので、借主ではなく、貸主の負担となります。
- [適切]。賃貸建物の鍵の紛失は、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの(区分B)」に位置付けられていますので、借主の負担となります。
- 不適切。風呂・トイレ・洗面台の水垢・カビ等は、「賃借人のその後の手入れ等管理が悪く発生、拡大したと考えられるもの(区分A(+区分B))」に位置付けられていますので、借主の負担となります。
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