賃貸不動産経営管理士過去問題 令和6年試験 問48
問48
ガス設備等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- ガス設備によって供給されるガスは、比重・熱量・燃焼速度の違いにより、都市ガスとLPガスに分類される。
- LPガスの主成分・原料は、メタンを主とする天然ガス、海外から輸入する液化天然ガスが大半を占める。
- ガス管の配管材料として、近年、屋外埋設管にはポリエチレン管・ポリエチレン被覆鋼管が、屋内配管には塩化ビニル被覆鋼管が多く使われている。
- ガスメーター(マイコンメーター)は、ガスの使用量を計量する機能だけでなく、ガスの異常放出や地震等の異常を検知して、自動的にガスの供給を遮断する保安機能がある。
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正解 2
問題難易度
肢114.3%
肢252.7%
肢326.1%
肢46.9%
肢252.7%
肢326.1%
肢46.9%
分野
科目:4 - 建物・設備細目:3 - 設備の基礎知識と維持管理
解説
- 適切。ガス設備で供給されるガスは、比重・熱量・燃焼速度といった物理的特性により、都市ガスとLPガス(プロパンガス)に分類されます。比重についていえば、都市ガスは空気より軽く、LPガスは空気より重いです。また、供給方法にも違いがあり、都市ガスは地下の導管を通じて利用されるため導管が整備されている地域のみで供給されますが、LPガスはボンベで配送されるため地域を問わず使用できます。
- [不適切]。LPガスはプロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス(LPG)を原料としています。メタンが主成分である天然ガス・液化天然ガス(LNG)を原料とするのは都市ガスです。
- 適切。記述のとおり、近年は耐食性・耐久性の面から、屋外埋設管にはポリエチレン管・ポリエチレン被覆鋼管が、屋内配管には塩化ビニル被覆鋼管が多く使われています。以前は、屋外埋設管には鋳鉄管、屋内配管には配管用炭素鋼鉄管などが使用されていました。
- 適切。ガスメーター(マイコンメーター)は、ガスの使用量を測定するだけでなく、内蔵されたマイクロコンピュータが使用状況を監視し、異常なガス放出や消し忘れ、地震などを検知した際に自動的にガスを遮断する保安機能を備えています。
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