賃貸不動産経営管理士過去問題 平成28年試験 問6

ご注意ください。
法令改正により、この問題の記述は現行の内容と異なっている可能性があります。

問6

賃貸住宅管理業者登録制度における賃貸住宅管理業者の業務に関する遵守事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 賃貸住宅管理業者は、管理受託契約の終了により管理事務が終了する場合は、管理事務が終了する前に、当該賃貸住宅の借主に対し、その旨を通知しなければならない。
  2. 賃貸住宅管理業者は、管理受託契約を締結した貸主に対し、毎事業年度の終了後3ヵ月以内に、当該管理事務に関する報告をしなければならない。
  3. 賃貸住宅管理業者は、その業務に関して広告を行う場合は、管理事務の内容について実際のものより著しく有利であると人を誤認させる表示又は説明をしてはならないが、業務に関して勧誘を行う場合は、そのような禁止はされていない。
  4. 賃貸住宅管理業者は、その業務について、事務所ごとに帳簿を作成し、これを保存しなければならない。

正解 4

解説

  1. 誤り。管理受託契約の終了の報告は、管理事務が終了したときに遅滞なく行います。管理事務の終了する前ではありません。
  2. 誤り。管理事務に関する報告は、管理受託契約を締結した貸主に対し定期的に行う必要がありますが、その実施時期については定められていません。毎事業年度の終了後3ヵ月以内に行うのは国土交通大臣に対する9条報告です。
  3. 誤り。賃貸住宅管理業者は、その業務に関して広告を行う場合だけでなく勧誘を行う場合も、管理事務の内容について実際のものより著しく有利であると人を誤認させる表示又は説明は禁止されています。
  4. [正しい]。賃貸住宅管理業者は、事務所ごとに帳簿を作成・保存し、管理受託契約及び転貸に係る賃貸借契約を締結する度に、その契約を締結した事実や契約概要を記載する必要があります。
したがって正しい記述は[4]です。