TAC直前答練第2回 問24 イ建物の明け渡しについて

ひささん
(No.1)
・TAC質問受けにて、以下質問をしました。
「抵当権設定登記後に賃貸借契約が締結され、引渡しがされている場合で抵当権が実行されたあとに明け渡しをしなければいけないのは、抵当権実行後買い受け人から明け渡しを「求められたとき」であって、買い受け人が所有権を「移転したとき」は建物を明け渡さなければいけないという訳ではないと思っており、テキストp50にもその様に解釈できるような文言がありますが、解釈の間違いでしょうか、解説いただけますと幸いです。」

・回答が以下です。
ご認識の通りです。買受人に所有権が移転して、賃借人が買受人に賃借権を対抗できないとしても、買受人と賃借人との間で、従前の賃貸借契約を継続する契約や新たな賃貸借契約をすることは可能ですから、「所有権が買受人移転したときは建物を明け渡さなければいけない」などということはありません。あくまで賃貸人から「明け渡しを求められたとき」に転借人は建物を明け渡さなければならなくなります。

・その後正誤ですか?と問い合わせたところ以下回答が追加されました。
上記回答は、実際の「明け渡しをしなければならない時期」に関する話です。ご質問が「明け渡しをしなければならないのは所有権の移転時ではなく請求時か」ということなのでそれにお答えしたに過ぎません。問題文も「…移転したときは、…明け渡さなければならない」であり、「…移転したときに、…明け渡さなければならない」ではありません。抵当権設定登記後の賃貸借は対抗要件を備えても所有権の移転を受けた買受人に対抗できず、いずれ請求があった時は明渡しをしなければなりませんので、直前答練第2回問24肢イは正しい記述であり、正誤ではありません。

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長文失礼しました。こちらあまり理解ができておらず、
「移転したときは→明け渡さなければならない」が日本語として
移転が行われた→明け渡さなければならないという解釈をしてしまいます。
わかる方いらっしゃいますか?
2025.11.12 17:24
よしおさん
(No.2)
問題内容をこちらに記載していただけますでしょうか。
ご質問の趣旨がわかりずらいかもしれません。
2025.11.13 11:16
はるまちさん
(No.3)
> ひささん
よしおさんのおっしゃるとおり
質問時には問題文も書かれたほうが
回答を得やすいと思います。

日本語の解釈ですが、
・所有権を移転した「ときは」=場合(if)
・所有権を移転した「ときに」=タイミング(when)
・所有権を移転した「とき」=どちらともとれるが
試験問題等では場合(if)として読むべき
という認識です。

タイミングを問う問題は文中で明示されているか、
時間を示唆するフレーズが出てくると思います。
例:直ちに、遅滞なく、など

なお、法律用語としては
「とき」=場合、「時」=タイミング
で表記が変えてあるそうです。

ご参考まで。
2025.11.13 16:05
ひささん
(No.4)
問題文がない中、ご丁寧にご回答いただきありがとうございました。
はるまちさんのご回答で、かなりスッキリいたしました。細かな考え方までご教示いただき、心より感謝申し上げます。

また、TAC講師からも別途ご連絡があり、要約すると「過去問ベースで考えたら、そこを聞いていないということは分かるはず」とのことでした。
ただ、これは経験則に基づくご説明で、短期で学習している私にとってはやや物足りない内容でしたので、今回のご回答は非常にありがたく感じております。
2025.11.13 16:50

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